●夏はしっかり汗をかいて、拭け!● 5

『今夜、妻のナンシーが自分の買ってきた本を私に見せて、
「ここにはマーガリンをとらない方がいいと書いてあるわ」と言った。
ある栄養学者が書いた本だった。その著者は、マーガリンは体に
とって極悪と言い切っていた。』

『人はたくさん食べれば太り、食べなければやせる。ダイエットに関して
これ以上の真実はない。物事の本質を見直すべきである。そうすれば
たわごとに惑わされずにすむ。

きちんとした論理にもとづいたことを信用しよう。そうすれば、たとえ暗闇
から栄養学者が著書を片手に遠吠えしようとも、安眠することができる
のである。

これが基本である。』

(以上、マリス博士の奇想天外な人生 ノーベル化学賞受賞者 キャリー・マリス著
福岡伸一訳より引用、及び参考にさせていただいてます。)
↓ ↓ ↓


上記書籍はかの【生物と無生物のあいだ】の福岡伸一氏翻訳の
とても興味深いものです。

内容はズバリ結構ぶっ飛んでます(笑)。

よく読むとトンでもない話もあります。

興味のあるあなたはぜひ読んでみてくださいね。

それはさておき、ここで私がお伝えしておきたいことがあります。

それは、このサイトで何度も何度も申し上げていることなんです。

そう、この時代に溢れる様々な情報の取り扱いについて、ですね!

いろいろなこと、物が各種専門家によって、これは良い、これは駄目
あれは絶対ダメ、これは絶対必要……
などなどと、まことしやかに語られますよね。

でも、それを頑なに信じる必要はありません。

あ、もちろん、信じたい方、あるいは信じたい場合
信じれば良いんです。

が、無理に信じようとする必要はない、っていうことをここでは
お伝えしておきたいんです。

なぜなら、さまざまなもの、ことによる影響は人によって全く異なる
から、です。

本当にぜんぜん、違います。

同じものを同じ量食べても、ある人は太り、ある人はあまり変化しない。

あるいは、腐りかけのものを食べて、ある人はお腹をこわし、食中毒
起こす人もいるが、また別の人は全く影響なし…

ある人はダニに対して強烈なアレルギー反応を起こすが、全く同じ環境条件
でもある人は全く関係なし…

などと、あるものを食べたり、あることをしたり、ある環境に接して!
というようなことの影響は人によって全く違いますよね。

至極当たり前のお話なんですが、

にもかかわらず、専門家と称する人たちにひとたび何か言われると、
私たちは、ともすれば信じきってしまいがち、です。

でも、その必要(必ずしも信じる必要)は別にないですよ、というお話。

そして上記(引用部分)で言うところの
【きちんとした論理を信じよう】とは、

言い換えれば、

もっと【本質にせまった原則的なもの】に戻りましょう!

ということだとインスパイア大澤は思うわけなんです。

では原則的なものとは何か、この項ではアトピー
乾燥肌、お肌の荒れを良くする場合、ということに焦点を当てて

考えてみましょう。

まず第一にカラダの働きがその人にとって落ちると思われることは
できるだけ(!)やらない、ということ。

より具体的には、冷やし過ぎたり、冷たいものを取り過ぎたり、
逆に炎天下で活動し過ぎたり、

食べ過ぎたり、飲み過ぎたり、運動し過ぎたり、しなさ過ぎたり、
がんばり過ぎたり、がんばらなさ過ぎたり、


まぁ主として、過ぎたるは及ばざるが如しの部分ですね!

要は、あまり厳格になり過ぎる必要も実はなくて、
【バランスということ】がとても重要なのです。

そう、時には(!)ジャンクフードと言われるものを摂っても
別に良いではないですか!(笑)。

そして第二に、
他人が言うことはええかげん(良い加減)に聞くこと。

まぁ、これは上記でも少し言っておるように、
偉い学者さんがいくら『これは絶対摂るべし』なんて言っても
安易に聞かない、信じない。

自らのカラダの反応を観、カラダのをよくよく聞けばそれでよい。

それで自らの感覚、判断、選択で行動を選ぶこと。

人はそれぞれ、人のカラダはそれぞれ全然違うんだから…!

基本は自己責任です。

これとても大切です。

それと…

あ、うん、そうですよ。

このサイトのお話もどうぞええ加減に、ネ!(笑)

そして第三。

これは先回のお話通り、呼吸を深ーーーくすること。

調子良くないときは、呼吸がえてして浅くなり勝ち、です。

姿勢も呼吸が通りにくく、背筋が丸まったりしてたりします。

また、この夏の酷暑・残暑の時期に姿勢が悪く、背中が丸まっておれば、
どうしても呼吸は浅くなって、暑さの影響を軽減することは難しい、
ですよね。

(逆に呼吸がしっかり深くできれば暑さの影響は小さくなり、
最近ますます増加傾向の熱中症も起こりにくいのは言うまでも
ありません。)

このように呼吸の深さに着目して、まずは意識的に変えていきます。

やり方、やり様はたくさんありますが、呼吸はカラダの根幹
関わる部分で大切ですが長くなりますので、ここでは端折ります。

で、姿勢が良くなり、呼吸が深くなると、
そう、当然体調が良くなり、物事の運びも徐々に良くなる可能性
が上がってきますよね!

もちろん、お肌にも良き影響が大ですね。

さて、カラダの働きを極力邪魔せず、人の言うことに一々反応せず、
呼吸を深くすることをやる。

その中で、今の時期最も大切なのが、汗をしっかり出すこと!

です。

ともすれば、エアコンでを抑えたくなりますが、

エアコンをたくさん使い過ぎずに、出てくる汗は乾いたタオルで
できるだけふき取ってあげてください。

自然に起こるカラダの作用を、自然にやさしく経過する。

これがとても大切です。

とりわけ、汗が出るシチュエーションで強力なエアコンで汗を止め、
内攻(カラダの中に閉じ込めてしまう)させると、今度は別途また
それ(一旦へっこんだ汗)を出すという仕事が発生しちゃいます。

結果としてカラダに余分な仕事をさせることになり、カラダにとっては
負担が増えることになります。

すると、お肌の状態が良くない人は、治癒に向かうのが遅れますよね!

アトピー性皮膚炎を含めたお肌の不調などは、
カラダにとってはすでに自己浄化のための御仕事ですので、カラダの負担は
できるだけ少ない方が良い、ですね。(症状即療法を邪魔しない!)

ということで、今はしっかり汗をかいて、拭いて、あまり極端に冷やす過ぎず、
熱し過ぎず、最新情報や一見お得な情報に惑わされず、呼吸が深くなることを
意識的に取り入れる。

深い呼吸の面では、
音楽やヨガなどの趣味の範疇を、敢えて意識的にということも良い、ですよね♪

では、
最後に先述の引用書籍よりの(私がぐぐっと来た、笑)メッセージ
ご紹介しておきたいと思います。

『人類ができることと言えば、現在こうして生きていられることを幸運と感じ、
地球上で生起している数限りない事象を前にして謙虚たること、そういった
思いとともに缶ビールを空けることくらいである。

リラックスしようではないか。地球にいることをよしとしようではないか。
最初は何事にも混乱があるだろう。

でもそれゆえに何度も何度も学びなおす契機が訪れるのであり、自分に
ぴったりとした生き方を見つけられるようにもなるのである。』
(同上)

ということで、今日もここまでお付き合いいただき、ありがとうございます。
あなたが暑い夏を深ーーい呼吸で過ごし、ツルツル、ツヤツヤお肌で充実
した夏を愉しまれることを心よりお祈りしつつ…♪

インスパイア大澤osawa23  at 11:01  |  この記事をクリップ! 免疫力・生命力・自然治癒力 | アトピー・スキンケア 

●ゆったりとした&深い呼吸● 5

サイト更新が遅れ、随分遅くなってしまいましたが、
この度の東日本大震災で被災された皆様には
心よりのお見舞いとともに、一日も早い復興を
祈念申し上げます。


震災から早二カ月余となります。

この度の災害は地震・そして津波という自然災害に加えて、
人災としか言いようのない原発事故も絡んで、

阪神淡路大震災を実体験した私ではありますが、

なんとも、どうにも言葉にならない状態が続きました。
自らの無力感とともに…。

まぁ、それはさておいても、
微々たる応援、できる支援活動に便乗もしつつ、
今私ができることに集中して日々取り組む所存であります。
たとえ、どんなに小さいことであっても…。


それで、そのささやかにできることの一つにこの健康コラムが
あります。

このコラムでは、私のライフワークの一つ、【皮膚】という自と他
を分ける存在を主テーマにしております。

そして、
昨今結構苦しんでいる人が多いのに特効薬がない、
アトピー性皮膚炎を一つの切り口として書いてます。

が、その内容は、別にアトピー性皮膚炎に限ったお話
ではありません。

当たり前ですが、アトピー性皮膚炎対策だけの健康情報
なんてありえない、ですから…。

(アトピーの語源から)
奇妙な病気とも言われるアトピー性皮膚炎ですが、私見では
そんなに複雑な病気でもないと考えております。

ともあれ、
たまたま私自らもあるアクシデントでアトピー様の皮膚疾患
もったことがある経験者ということもあり、

皮膚をテーマにし、アトピー性皮膚炎を切り口にして、健康を
志向する全般的な情報を書いている、自らの覚書的部分も含めて
…。


いずれにしましても、
ここでの情報をきっかけ・ヒントに、

一人でも多くの方が、自と他を分ける境界部分ではあるが、
普段は当たり前すぎてあまり意識しない、【皮膚という存在】
にも眼を向けていただいて、結果としてはより良い暮らし・健康
を享受していただければ、と思います。

まぁ、そんな思いでこのブログを不定期に綴っておる次第です。


さて、
今、原発問題をはじめとして様々な情報が溢れて、私たちを
ある種惑わしています。

そんなときに一番大切にしたいことは何でしょうか?

はい、それは…

生きている証、【呼吸】を深〜〜くする、ということ。

心臓の鼓動はヨガの達人でもない限り、コントロールできませんし、
食べ物を食べた後の消化を中心とした代謝はもとより、汗や尿の
(メカニズムそのものの)コントロールもそう簡単にはいきませんよね!

でも、人間にとって非常に大切で、かつ数分間できないだけで
致命的な結果を引き起こす【呼吸】

これは意識すれば、
比較的簡単にコントロールができるのは、言うまでもありません。

そこで、まずはここに着眼です。

『呼吸は、膨張と収縮の繰り返しであり、体の脱力と緊張、硬直と弛緩
深く関わっている』

『何かの危機的な状況において、精神的に緊張状態が続くと、体はそれに
反応して、緩ます状態より緊張状態に移行していきます。

そうなると呼吸は、「息を吐く」より「息を吸う」方が優位に立つのです。』

『基本的に、息を吐くという動きは、「体を緩ませる」ということにつながり、
息を吸うという動きは、「体を緊張させる」ということにつながっているのです。』

『息を長く吐けない状態というのは、腹が硬直している状態です。つまり、
緊張状態というのは、「腹が硬直し、息を長く吐けない」状態のことなのです。』

(以上、誰も書かなかった整体学 宮川眞人著より引用、及び参考にさせて
いただいています。)
↓ ↓ ↓



上記、引用に見るがごとく、

呼吸はそのメカニズムの中に緊張とリラックスの両面を内包しています。

健康関連の書籍をみると、その多くは【吐く息】が大事、と書いてありますよね!

もちろん吐くのは大事なのですが、要はバランスが大切ということなんですね。

緊張と弛緩のバランスが大事で、普段呼吸が浅くなりがちな私たちは、
吸う息も浅い上に、息をしっかり吐ききることもしないがために、相対的には
息を吸う方が勝って、

結果的にはカラダを長く緊張状態にさせてしまいます。

だから、しっかり吸って、それ以上にしっかり吐くことが大事ですよ、

ということになるんです。

そしてこのことは次の例なんかでも良くわかります。

『僧侶の唱えるお経は一息を長く吐き続けるので、それ自体が深い呼吸法
になっています。また画家や書道家も、精神と呼吸を落ち着けて作品に向かう
という生活をしているので、普通の人より深い呼吸が身につくのでしょう。』

(以上、死なないカラダ、死なない心 成瀬雅春著より引用、及び参考にさせて
いただいています。)
↓ ↓ ↓



また、あんまり難しいことは考えず端折りますが、

呼吸は以下の引用にあるがごとく、カラダ全体、主として背骨を意識して
行うと、より深い呼吸が得られるのではと思います。

『呼吸はでするものと決めてしまっていますが、しかし、もっとも大切なことは
背骨で呼吸することです。

特に気を背中に集中して、腰髄まで息を吸い込むという方法は、一切の健康
問題を解決する力をもっております。』

『背骨で呼吸するというのは、背骨の中の脊髄の中心管で呼吸するつもりで
呼吸するのがよく、この内観呼吸法を私は”活元呼吸”と称しております。

その説明は非常に困難ですが、ともかく最初のうちは、背骨で呼吸する
つもりでよろしいのです。

息をするつもりで何回かやっているうちに、背骨が温かくなってきて、汗が
出てきます。』

(以上、健康生活の原理 野口晴哉著より引用、及び参考にさせて
いただいています。)

ともかく、
情報過多で何を信じたらよいのか、何をベースにすべきか、
なんてことに迷った時、そして体調がすぐれない時、

気持ちが落ち着かないとき、不安を感じる時
判断に迷いがあるとき……
などなどなど、

そんな時には、

まずは深い呼吸に戻っていただければ、と思います。

一日に数回数分ずつ意識して行うだけでも、
カラダの状態はもとより、お肌のコンディションも大きく変わってくる
ことでしょう♪


ただしその際に、とても大切なポイントがあります!

それは、

【今やっていること】【今自分は何をやっているのか】


着目すること。

今息を吸っているのか、

息を吸っていると思っているけれど
実は息を止めているのか、

などなど意外や意外、
今実際にやっていることと、やっていると思っていること
ズレていることが結構多しなのであります。

今一度着目してみてくださいね!

深〜く、ゆったりした呼吸をするに当たり、とてもとても大切なポイント
となりますので…。

そして…

その先には、

『「いい呼吸」が自然にできることが、「いい生き方」に通じる』
(以上、野口体操入門 羽鳥操著より引用、及び参考にさせて
 いただいています。)
↓ ↓ ↓



そう、別に意識しなくとも
その場その場に応じて、

【良き呼吸ができる】

【深く、ゆったりした呼吸ができる】

コレが理想であり、目標でもあります、ネ♪
素敵なツヤツヤお肌への近道でもありますよね!

追伸
春から初夏にかけては、色々な症状が結構出やすい時期です。
(痛み、かゆみ、炎症、フケ、神経痛、めまいなどなど)

これはできるだけ薬などで抑え込まないで、できる限り
出してしまう、経過させる(自然に落ち着くのを待つ)のが
良いです。

その際にも常日頃から御紹介の足湯・脚湯などを適宜行い、
カラダをできる限り冷やさないことをオススメしておきますね!


今日もここまでお付き合いいただき、ありがとうございます。
あなたが深い深い呼吸で生き生きと日々を過ごされることを
心よりお祈りしつつ…♪

インスパイア大澤osawa23  at 10:47  |  この記事をクリップ! 運動・身体の使い方(呼吸・姿勢・動作) | アトピー・スキンケア