●プルプルお肌のために;その2〜刺激を減らせ!〜● 5

『テレビコマーシャルで「弱酸性だから赤ちゃんの肌に安全」
と宣伝している某商品も問題だ。

確かに赤ちゃんを含め人間の皮膚は弱酸性だが、
だからといって「弱酸性の石鹸は安全」ではないからだ。

実際に、石鹸の使用を止めてお湯で洗うように指導しただけで、
赤ちゃんの大半の乾燥肌は改善してくる。』


『実は、人間の皮膚から分泌される物質(石鹸メーカーは
これを「汚れ」と称している)で、温水で溶けない物はない
のだ。

つまり、皮膚についている物は通常、温水で洗い落とせる
のだ。

石油や機械油などは石鹸でなければ落ちないが、それ以外
の皮膚の汚れに石鹸はそもそも不要なのである。』


『シャンプーも同様である。

頭皮から分泌されるもので水溶性でないものはない。

筆者は二年ほど前にこの事実に気付き、実験的にシャンプー
の使用を一切止め、一日一回の温水洗髪をしているが、

驚くことにシャンプーを止めてから明らかにフケが減り、痒み
がなくなり、しかも抜け毛も減少した。

おまけに、枕カバーにつく臭いも少なくなり、毎日シャンプー
で洗髪していた頃の方が明らかに変な酸っぱい臭いだった
ことを記憶している。』



(傷はぜったい消毒するな 夏井睦著 より引用)


昨今の視点では、

『どんなシャンプーやリンスが良いの?』

という見方に普通はなりますよね?


一般的には、

シャンプーするのは現代生活では当たり前!

という感覚になっています。

逆にシャンプーしないと、

不潔!!

というのが今の常識ではないでしょうか。

このような常識に対して、

上記書籍では、

シャンプーなんかしなくても
お湯で洗うだけで(普通は)十分ですよ!

(通常の)汚れは落ちるし、
むしろ頭皮にとっては刺激が少なくて、
より健康的です。

(著者は焼き肉やタバコのにおい消しにはシャンプーが
 必要で、地肌でなく、だけに使えば良いですよ!と
 お勧めされています。)

って言っているんですね!

で、著者の言葉をお借りしてもう少し詳細に
言うとすれば、

■シャンプーの強力な界面活性剤は皮脂を洗い流して、
 頭皮はその皮脂不足を補うためにかえってベタベタに
 →そしてまたシャンプー

■シャンプーで皮脂が洗い流され、ゴシゴシと地肌をこする
 結果、お肌のバランスをとる皮膚常在菌にも影響が及び、
 常在菌以外のさまざまな細菌が繁殖する
 →そしてまたシャンプー

なんていう良くないサイクル
シャンプーを使う、あるいは使いすぎることによって
おこってしまうようなのです。

そして著者の場合には、
そのシャンプーをシャットアウトすることによって、

さらに、

フケや痒み、臭い、
おまけに抜け毛まで減った

という結果を得ておられます。


あなたはこの結果どう思われます?


でも、臭そうとか…(笑)

気持ち悪くないかな!?

なんて思いますよね!


まぁ、
それが普通だと思います。

ところで、
実は私インスパイア大澤も、

とある情報筋よりいただいた
この湯洗いだけの洗髪を、この本を読む少し前から
試してるんです。

それ以前まで夏は毎日
それ以外の季節でも一日おき、くらいは市販のシャンプー
を使って洗髪してたんです。

それを
(大汗をかく)真夏も一日、二日おき
それ以外で週一日くらい、
あるいは、十日に一回程しかシャンプーをしない

という風に、ここしばらくやってみてるんですね。

シャンプーはゼロにはしてませんので、
上記著者ほど徹底はしてないわけですが、

それでも、
著者が言われているのと同様に、

フケや痒みが減ったり、抜け毛も減りますし、
臭いも格別ないですし、

もっと大きな変化は、
髪にツヤがでたり、しなやかになったり、

と、髪質が変わってくるいう変化を
私自身も経験して、ビックリしている次第なんです。

えーっと、
冒頭でも少しお話したように、

普通の観点では、

例えば、アトピーとか乾燥肌、敏感肌の場合は
どんなシャンプーを使えばいいかな?

刺激が少なくて、頭皮や皮膚に優しい成分の云々

となりますが、

このように、
現代の常識や日常を根本から見直してみると

例えば、対アレルギー体質の部分で
お肌への刺激が小さいほうが良いのならば、

シャンプーを(ほとんど)使わない

という選択肢もあるわけですよね。

リスク
はちょっと臭そう(笑)

位ではないでしょうか。

でも、実際にやってみるとわかりますが、

シャンプーを使わない湯洗いでも、
結構爽快になりますし、リンスをしたあとのように
サラサラ感をも感じることができる

そして、においも大丈夫!

なんていうお話があるとすれば…

そう、

やってみるべし!

だと思います。


このあたりも本当に人に聞いただけでは
面白くも何ともないですから、

このお話にピンときたあなたは、

ぜひ試してみて、

もしうまく行ったら、

アトピーなどお肌の悩みを持つ他の方にも
ご紹介してあげてください、ネ。


うん、このように
何気なく日常の習慣でやっていることの中には
結構曲者(くせもの)があるのかもしれません。

日常の習慣はほとんど無意識に近い状態で
やっているのでむしろ意識的に観ていく
必要があるんですね!

そして現代社会で健康・美容に役に立つのは、
多くの場合、

引き算

です。

何かを飲んで食べてとか、使ってのような
足し算ではなくってね!

止めるほうが大事な場合が
多いんですよね…。


ということで、
今日もここまでお付き合いいただき、ありがとうございます。
あなたの髪が湯洗いでツヤツヤ、お肌もツルツル・スベスベ
になって、アクティブな毎日を過ごされることをお祈りしつつ…♪

追伸
そして、よいお年を…

インスパイア大澤osawa23  at 15:17  |  この記事をクリップ! 化学物質・薬品の害 | アトピー・スキンケア 

●プルプルお肌のために;その1〜カラダにやさしく働きかけてみる〜● 5

今、お肌をより良くする、
また、痛んだ皮膚を回復する
弾力あるお肌を取り戻す
という観点で、

私インスパイア大澤が大いに参考にさせていただいている良書
が次の2冊なんです。







そこでこれから何回かに分けまして、
上記2冊より一部引用させていただきながら、
お肌がより良くなり、弾力ある皮膚が回復する方法を
(あくまでも独断的ですが)模索できればと思います♪

『なんと、精神的なストレスが皮膚角質損傷の修復に影響を
与えることが実験で確認されているのだ。

具体的に言うと、ストレスを与えると角質損傷の修復は遅延
し、鎮静剤(トランキライザー)を投与するとこの「損傷修復遅延」
は解消されるのだ。

つまり角質損傷修復は患者の精神状態に影響を受けており、
患者の精神状態が皮膚表層損傷の修復を促進したり阻止
したりしていることになるのだ。』
(傷はぜったい消毒するな 夏井睦著より引用)

さて、ストレスがお肌(の病気)にも影響するというのは、
まぁほとんど疑う余地はなさそうですよね!

そう、特に今現実にお肌のトラブルにぶつかっている方に
とっては…

ということは、
お肌をキレイにしようと思えば、
当然、このストレスを軽減していく必要があります。


が、しかし、
精神的なストレスっていうのを軽減するのって、
これは難しい!ですよね!!

しかも精神や心理的な要素は
に見えない、ですから…。

ではどうしましょう?


うん、では少し長いですが、
次の 引用文を見てみましょう。

『筆者の若い同僚、池山和幸博士は、表皮一酸化窒素(NO)
合成することを発見しました。

一酸化窒素というと有毒なガスように思えますが、実は身体の
あちこちで作られ、重要な役割を果たしています。

特に血液循環への作用が知られている。

心筋梗塞の人がニトログリセリンを持ち歩きますが、これはニトロ
グリセリンがNOを発生し、収縮していた血管を広げる作用がある
からです。

(中略)

血管を広げる物質NOが表皮から出る。

それならばマッサージ、つまり皮膚に圧力を与えると表皮から
NOが出て、血管やリンパ管を広げる。

これがマッサージの仕組みではないか。

そう考えた池山博士は培養した皮膚に圧力をかけてみました。

培養皮膚には神経や血管はありません。

これまではNOはもっぱら血管細胞自身から出ると考えられて
きました。

しかし、培養細胞からもNOが出てきました。

これは表皮から出てきたNOであると考えます。』
(賢い皮膚 傳田光洋著より引用)


うん、そう、
まぁ、気持ちとか精神、とかが関わるストレスを緩和する
のが難しければ、少し物理的に対処してみてはどうか?

ってことなんですね!

一言で言うとすれば、

【カラダへの働きかけを強めてみてはどう?】

っていうこと。

例えば、上記引用によると、
マッサージで皮膚に圧力をかけると、表皮からNOが出て
血管やリンパ管が広がる、という実験結果が導かれています。

皮膚に圧力をかける、という意味では、
確かにマッサージが分かりやすいと思いますが、
それだけではなくて他にも色々方法はありそうですよね。

ちょっとした体操や運動をしても
皮膚に圧力を加えることはできますし、ヨガとか、例えば
金魚運動のようなものでもある種の圧力をかけることが
できます。

そして、
この皮膚への圧力のポイントは、

優しく心地よく
ストレスにならないようにする(圧力をかける)こと

だとここでは解釈しておきましょう。

なぜならば、
上記引用文のような実験はさておき、

人間にとってストレスになるほどの、
(皮膚への)心地よくない、あるいは強すぎる圧力は、
また新たに別のストレスを作り出すことになりかねない、

ですから…。

ともあれ、
血管やリンパ管が広がって、
血液循環や血液浄化のレベルが上がるのならば、

このマッサージ様の(皮膚)圧力を活用しない手は
ありませんよね。

自らの心の中に、
どうやら得体の知れない何らかのストレスがあって、

その結果、お肌が傷つき、アトピーとか吹き出物、乾燥肌
などに繋がっている可能性があるのならば、

皮膚への(優しい)圧力という視点で、
、身体をやわらかくして、

自分に合った方法を見つける、検証していくというのが
ベターではないでしょうか。

あ、そうそう、
温泉なんかも水圧で皮膚に圧力をかける方法のひとつかも
しれませんね!
(あくまでも私の拡大解釈に過ぎませんが…)

とりわけ、
昨今のように情報が溢れかえった時代だからこそ、

自分のカラダは自分で感じ自分で判断していくべし、
です。

他の人に、(あなたの)自分のカラダのことは、
数字や検査機器で計測できるデータ以外はそうそうわからない、

というのが実態ですから、ネ!

追伸:

今どきの健康なお肌づくりのポイントは、
水飲み足・脚湯です。

よろしければ私どもの過去コラムをご参考に
なさってくださいね!


ということで、今日もここまでお付き合いいただき、ありがとうございます。
あなたのストレス(と思われるもの)が、あなた仕様のマッサージで激減
して、まるで赤ちゃんのようなプルプルお肌が再生してくることを心より
お祈りしつつ…♪

インスパイア大澤osawa23  at 08:48  |  この記事をクリップ! アトピー・スキンケア | 運動・身体の使い方(呼吸・姿勢・動作)