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●数字・データ第一主義はほどほどに・・・● 5

08年3月29日(土)夕刊各紙に載っていたので、
たくさんの方が眼にされたと思います。
(以下、毎日新聞、日経新聞より一部引用、又は参考に
 させていただいています。)


毎日では『「悪玉」減ると危険』、
日経では、『実は低いと危険?』

という見出しで・・・。


はい、そうですね!
コレステロールのお話です。


脳卒中や心筋梗塞発症の危険性を高める「悪玉」とされる
LDLコレステロールが低いほど死亡率が高まるということが
疫学調査(富山大学 浜崎智仁教授、東海大学 大櫛陽一教授)
で分かった!のだそうです。


大櫛教授は、
「コレステロールは人体に必須の物質で、
少ないと免疫機能が低下
するため死亡率が上がるのではないか」
とのコメントを発表されています。


コレステロールと言えば、
アトピー性皮膚炎の場合は、
ステロイド剤のことも視野に入れておかないといけませんが、
→コラム:【良い副作用?】参照


それはさておいても、
人間のカラダ(の働き)にはまだまだはっきりと言い切れない、
明確にわかってはいないことがたくさんあるんですね。

つまり、
コレステロールも単純に善玉と悪玉と2元的に割り切れるもの
でもない!というわけですよね。

カラダの働きの様々な相互作用の中で、
悪玉というレッテルを貼られたコレステロールであっても

ひょっとすると何らかの良き影響を直接間接にカラダに
及ぼしている可能性もある、ということになります。


ここで私たちがとりわけ意識しておきたいことが
あるんです。

それは・・・


数値やデータ、あるいは常識と言われていること、
または巷に溢れている情報等々に振り回され過ぎないように、ネ!
っていうことです。


これは例えて言うとするならば、
今の世の中、結果第一に偏り過ぎているので、

マラソンでも完走することの尊さよりもメダル。

フィギアスケートで美しく華麗に滑るというのはもちろんですが、
回転数が○○など、ポイントの取りどころを押さえて
コチラもやっぱりメダルを狙います。

まぁ、これは現代に特有の【競争】をベースにした社会では
当たり前で、確かに同じやるなら一番が良い!ですよね。

メダルを目指すことだって尊いことです。

でも、本質的には健康に完走したり、
美しく舞って(滑って)人を感動させることに意義があるのでは
ないかと思うんです。

大元は、ネ!

で、実は健康づくりもこれとあまり変わらないように思うんです。

良き仕事をし、食を楽しむ。
音楽を聞いたり、映画を見たり、時に旅行をしたりと、
暮らしを楽しんだ結果としての健康です。

そういう暮らしをしている中で、
仮に良くない健康診断結果が出たとしたら、

基本は、日常の暮らしを点検しなおして、
可能な限り暮らしを整えることですよね。
私たちが普通にできることは・・・。

数字が正常範囲からはみ出た、とか言っても、
その正常範囲を決めたのは人間ですので、
その正常範囲を少しずらせば、異常が正常にも
簡単になってしまうんです。

そうすると正常とは何ぞや?
ってなってしまうこともありますよね!


かくして
ともすれば数字やデータにとらわれやすい私たちですが、
上記たとえの如く、

マラソンを完走する
美しくスケートを滑る
暮らしを再点検して整える

というように

本質・大元に立ち返ってみる

そしてもう少し言えば

本質・大元は自らのカラダの内にあり!

ということをここでは御提案し、
触れておきたいと思います。


あ、ところで
お肌のケアやアトピースキンケアの場合は、
例えば保湿剤等を選ぶ時にたくさん良い成分が配合された
ものなんかを選びがち、ですよね。

でも意外や意外。

もっとシンプルな自然素材の方がお肌にやさしく有効な場合
が結構あるものです。
(これはまたいつかお話できれば、と思います。)

いくら御馳走でも、
焼き肉と刺身と肉じゃがとカキフライと・・・
では大変ですし(笑)、

中華とフランス料理とイタリアンを
一度には食べられませんから・・・(笑)


ということで、
今日もここまでお付き合いいただき、ありがとうございます。
あなたがデータや数字にとらわれず、
伸び伸び生き生きと、素敵なお肌で毎日が充実することを心よりお祈りしつつ・・・♪

インスパイア大澤osawa23  at 10:08