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●ゆったりとした&深い呼吸● 5

サイト更新が遅れ、随分遅くなってしまいましたが、
この度の東日本大震災で被災された皆様には
心よりのお見舞いとともに、一日も早い復興を
祈念申し上げます。


震災から早二カ月余となります。

この度の災害は地震・そして津波という自然災害に加えて、
人災としか言いようのない原発事故も絡んで、

阪神淡路大震災を実体験した私ではありますが、

なんとも、どうにも言葉にならない状態が続きました。
自らの無力感とともに…。

まぁ、それはさておいても、
微々たる応援、できる支援活動に便乗もしつつ、
今私ができることに集中して日々取り組む所存であります。
たとえ、どんなに小さいことであっても…。


それで、そのささやかにできることの一つにこの健康コラムが
あります。

このコラムでは、私のライフワークの一つ、【皮膚】という自と他
を分ける存在を主テーマにしております。

そして、
昨今結構苦しんでいる人が多いのに特効薬がない、
アトピー性皮膚炎を一つの切り口として書いてます。

が、その内容は、別にアトピー性皮膚炎に限ったお話
ではありません。

当たり前ですが、アトピー性皮膚炎対策だけの健康情報
なんてありえない、ですから…。

(アトピーの語源から)
奇妙な病気とも言われるアトピー性皮膚炎ですが、私見では
そんなに複雑な病気でもないと考えております。

ともあれ、
たまたま私自らもあるアクシデントでアトピー様の皮膚疾患
もったことがある経験者ということもあり、

皮膚をテーマにし、アトピー性皮膚炎を切り口にして、健康を
志向する全般的な情報を書いている、自らの覚書的部分も含めて
…。


いずれにしましても、
ここでの情報をきっかけ・ヒントに、

一人でも多くの方が、自と他を分ける境界部分ではあるが、
普段は当たり前すぎてあまり意識しない、【皮膚という存在】
にも眼を向けていただいて、結果としてはより良い暮らし・健康
を享受していただければ、と思います。

まぁ、そんな思いでこのブログを不定期に綴っておる次第です。


さて、
今、原発問題をはじめとして様々な情報が溢れて、私たちを
ある種惑わしています。

そんなときに一番大切にしたいことは何でしょうか?

はい、それは…

生きている証、【呼吸】を深〜〜くする、ということ。

心臓の鼓動はヨガの達人でもない限り、コントロールできませんし、
食べ物を食べた後の消化を中心とした代謝はもとより、汗や尿の
(メカニズムそのものの)コントロールもそう簡単にはいきませんよね!

でも、人間にとって非常に大切で、かつ数分間できないだけで
致命的な結果を引き起こす【呼吸】

これは意識すれば、
比較的簡単にコントロールができるのは、言うまでもありません。

そこで、まずはここに着眼です。

『呼吸は、膨張と収縮の繰り返しであり、体の脱力と緊張、硬直と弛緩
深く関わっている』

『何かの危機的な状況において、精神的に緊張状態が続くと、体はそれに
反応して、緩ます状態より緊張状態に移行していきます。

そうなると呼吸は、「息を吐く」より「息を吸う」方が優位に立つのです。』

『基本的に、息を吐くという動きは、「体を緩ませる」ということにつながり、
息を吸うという動きは、「体を緊張させる」ということにつながっているのです。』

『息を長く吐けない状態というのは、腹が硬直している状態です。つまり、
緊張状態というのは、「腹が硬直し、息を長く吐けない」状態のことなのです。』

(以上、誰も書かなかった整体学 宮川眞人著より引用、及び参考にさせて
いただいています。)
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上記、引用に見るがごとく、

呼吸はそのメカニズムの中に緊張とリラックスの両面を内包しています。

健康関連の書籍をみると、その多くは【吐く息】が大事、と書いてありますよね!

もちろん吐くのは大事なのですが、要はバランスが大切ということなんですね。

緊張と弛緩のバランスが大事で、普段呼吸が浅くなりがちな私たちは、
吸う息も浅い上に、息をしっかり吐ききることもしないがために、相対的には
息を吸う方が勝って、

結果的にはカラダを長く緊張状態にさせてしまいます。

だから、しっかり吸って、それ以上にしっかり吐くことが大事ですよ、

ということになるんです。

そしてこのことは次の例なんかでも良くわかります。

『僧侶の唱えるお経は一息を長く吐き続けるので、それ自体が深い呼吸法
になっています。また画家や書道家も、精神と呼吸を落ち着けて作品に向かう
という生活をしているので、普通の人より深い呼吸が身につくのでしょう。』

(以上、死なないカラダ、死なない心 成瀬雅春著より引用、及び参考にさせて
いただいています。)
↓ ↓ ↓



また、あんまり難しいことは考えず端折りますが、

呼吸は以下の引用にあるがごとく、カラダ全体、主として背骨を意識して
行うと、より深い呼吸が得られるのではと思います。

『呼吸はでするものと決めてしまっていますが、しかし、もっとも大切なことは
背骨で呼吸することです。

特に気を背中に集中して、腰髄まで息を吸い込むという方法は、一切の健康
問題を解決する力をもっております。』

『背骨で呼吸するというのは、背骨の中の脊髄の中心管で呼吸するつもりで
呼吸するのがよく、この内観呼吸法を私は”活元呼吸”と称しております。

その説明は非常に困難ですが、ともかく最初のうちは、背骨で呼吸する
つもりでよろしいのです。

息をするつもりで何回かやっているうちに、背骨が温かくなってきて、汗が
出てきます。』

(以上、健康生活の原理 野口晴哉著より引用、及び参考にさせて
いただいています。)

ともかく、
情報過多で何を信じたらよいのか、何をベースにすべきか、
なんてことに迷った時、そして体調がすぐれない時、

気持ちが落ち着かないとき、不安を感じる時
判断に迷いがあるとき……
などなどなど、

そんな時には、

まずは深い呼吸に戻っていただければ、と思います。

一日に数回数分ずつ意識して行うだけでも、
カラダの状態はもとより、お肌のコンディションも大きく変わってくる
ことでしょう♪


ただしその際に、とても大切なポイントがあります!

それは、

【今やっていること】【今自分は何をやっているのか】


着目すること。

今息を吸っているのか、

息を吸っていると思っているけれど
実は息を止めているのか、

などなど意外や意外、
今実際にやっていることと、やっていると思っていること
ズレていることが結構多しなのであります。

今一度着目してみてくださいね!

深〜く、ゆったりした呼吸をするに当たり、とてもとても大切なポイント
となりますので…。

そして…

その先には、

『「いい呼吸」が自然にできることが、「いい生き方」に通じる』
(以上、野口体操入門 羽鳥操著より引用、及び参考にさせて
 いただいています。)
↓ ↓ ↓



そう、別に意識しなくとも
その場その場に応じて、

【良き呼吸ができる】

【深く、ゆったりした呼吸ができる】

コレが理想であり、目標でもあります、ネ♪
素敵なツヤツヤお肌への近道でもありますよね!

追伸
春から初夏にかけては、色々な症状が結構出やすい時期です。
(痛み、かゆみ、炎症、フケ、神経痛、めまいなどなど)

これはできるだけ薬などで抑え込まないで、できる限り
出してしまう、経過させる(自然に落ち着くのを待つ)のが
良いです。

その際にも常日頃から御紹介の足湯・脚湯などを適宜行い、
カラダをできる限り冷やさないことをオススメしておきますね!


今日もここまでお付き合いいただき、ありがとうございます。
あなたが深い深い呼吸で生き生きと日々を過ごされることを
心よりお祈りしつつ…♪

インスパイア大澤osawa23  at 10:47