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現代医学考

●アトピーはやっぱり奇妙な病気なのか?● 5

アトピーとは、ギリシャ語に語源があり、
【奇妙な病気】という意味であることは広く知られて
いますよね!


でも、このアトピーという病名は、
からあったものではないんです。


1923年にオルサー・コカという人が、枯草熱(花粉症)や
気管支喘息などの遺伝傾向が強い
アレルギー疾患
包括する疾患概念として提唱したものなのだそうです。


そう、まさにアトピーは
現代病なんですね。


ところで、
病院へ行って、仮に「あなたはどうやらアトピーに罹っています。」
って言われたら、

これはすなわち、
あなたの病気は奇妙なものですよ!
(極めて治りにくい病気ですよ!)
と念押しされたような形になります。

それで多くの場合、
皮膚のその
アトピーの箇所のみに着目して、
ステロイド含有、あるいはノンステロイドの軟膏等で
対処して行きましょ!

っていうのがオーソドックスでしょう。


がしかし、
考えてみるとこれって実に不自然
で、
ある意味失礼でもある話だとインスパイア大澤は思うんです。

なぜなら、
皮膚炎がおこるには原因があるはずであって、
その皮膚の部分
だけに対処しても…!?

っていうことですよね。

(奇妙な…で片付ける問題ではないですよね)

で、これに対する考え方の例として
↓にとてもわかりやすい説明がありますので
引用してご紹介してみますね。

ここまで来た!アトピー最新医療―アメリカの分子栄養学
篠原 佳年
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『たとえば、アトピーと同じアレルギーが原因の病気に
 アレルギー性鼻炎、花粉症、アレルギー性の喘息など
 があります。』

『皮膚炎とは症状がまったく違うように思いますが、
 考えてみれば分かるとおり、鼻炎の炎症は鼻腔の内側です。

 いわば、鼻のなかの皮膚トラブルが花粉症です。

 喘息も気管支の表面の粘膜、いわば気管支の皮膚のトラブル
 です。』

『ですから、アトピーの方で喘息や鼻炎を併発している人は
 かなりおります。

 症状が体の表の皮膚に出たか、内側の皮膚(粘膜)に出たかの
 違いだけです。』



ともすれば、一番表にでている皮膚だけに目が行って、

よくよく観ると、上記引用のように鼻や気管支などの呼吸器が
関連している、などという点をあまり言及しないんですね。

つまり、
アトピー性皮膚炎も他の病気と同じく、
呼吸器や消化器、精神的な傾向性などなど、
さまざまなカラダの関係性の中で起こっているはずだ、
ということが推定できると思うんです。

決して奇妙な、わけのわからない病気ということではなくって…

だから、失礼すぎるっていうわけです(苦笑)。

「アトピーですよ。治りにくいよ!
 とりあえずこれ塗って様子見てっ!」

ていうのは……


まぁ、いずれにしても
現状ではほとんどの場合、医療機関に行っても
皮膚表面に着目することが
中心のお話になりますので、

とりわけアトピーの場合は、
お医者様頼みではなくて、
自己管理、自己責任における治療・静養が
(他の疾患以上に)大切になってくるのです。


そして、
健康全般はもとより、お肌のケア、アトピースキンケアに
最も重要なのは……


呼吸器、消化器系、骨格系…と大きなくくりで
カラダを全体から再点検
すること。

もし点検して良くないと思われるところがあれば、
順番に改善していく方向、プロセスの枠組みをつくること、

だと思います。

あなたのご参考になれば幸いです♪



今日もここまでお付き合いいただき、
ありがとうございます。

あなたの
内側から溢れ出るような健康力で
素敵な日々をおくれることを心よりお祈りしつつ…♪

インスパイア大澤osawa23  at 10:24 この記事をクリップ!