2004年12月02日
●呼吸が一番!でもコレほどとは…!?●
★次のお話は実話です。★
数年前のお話です。ちょうどスケートの清水選手が活躍していた頃です。
とても怖いです。
今も思い出すとゾーッとします。
日頃、当たり前のようにしている呼吸。
考えてみれば、人間にとって食事よりも致命的な力を持っています。
なにしろ数分間空気がなくなったら、人間は生きていけないのですから…。
前置きはコレくらいにして、ではでは下記怖い実話を読んでみてください。
またご感想などいただければ幸いです。
-----------------------ここからスタート-----------------------
一過性の全健忘症ってご存知ですか!?
文字通り、一時的な記憶喪失状態のことです。
ただしちょっとした物忘れ、程度のものではありません。
その間のことは完全に記憶から消された状態なんです。
なぜこれをお伝えしているか、といいますと、
他ならぬ私の実の母がこれに罹ったからです。人間の身体の神秘性を実感する体験として強烈だったんですね。
その異変に気がついたのは、母の次の場面でした。
『書道の道具がない・・・』
(当時書道教室に通っていたようです。)
『先生のところへ忘れてきたんかな?』
『いやー、どうしよう!』
同じ事を何度も繰り返す。私が途中で『電話でもしてみたら!』と言ってみても会話にはなりません。
普通だったら、電話してみようくらいで終わるんですが、同じ事をめちゃめちゃ困ったことのように何度も繰り返すのです。
で、そのうちに疲れたのか、黙って座り込んで、そのうちにテレビを見てます。
私はこの間、んー、『ついにきたか〜』これがアルツハイマーってやつだろうか、『??????』と半信半疑状態でした。
そのうちに、何十分か前に(正常なときに)既に見た、スケートの清水選手の金メダル獲得の再生シーン(ちょうどその日に異変が起こったのです。)を見て、
『これなんやの?』(母)
『清水選手の金メダル獲得シーンやないの。』(私)
『へぇー!』(母)
『で、これ誰やの?』(母)
『・・・・・』(私)
彼女は何分か前にこのシーンを既に見ているんですよ。
これからもまだまだ不気味な会話があるのですが、あまりにも不気味なので(汗)、ここら辺にしておきます。
で、先の清水選手の話あたりで、当時まだ60過ぎだった母に対して私は、
『ちょっと早すぎるけど、もうこれで彼女とまともな、血の通った会話をすることはできないんだな!』
『アルツハイマーってこんなに急激にくるのか?』
『もっと親孝行しておくべきだったな〜』
といろいろなことが頭によぎりました。
で、その後本人がビールを飲みたい、というので、血の巡りが悪くなっているだろうからいいか、と私は勝手な判断をして、それを飲ませ、早い目に寝かせたのです。
トイレや風呂はいつもより少し時間がかかるものの、自分でやれるようなので、とにかく翌日医者へ連れて行こう、ということで休ませたのでした。
で、翌日目覚めた彼女は、
『私なんかおかしかったー!?』(母)
『○○からあとのことぜんぜん覚えてないねん。』(母)
ということで、ある時間帯の記憶は完全に消えていたものの、まともな状態に無事もどることができたのです。
でも、あまりに気持ち悪かったので、精神科医に連れて行き、診断してもらうと、冒頭の病名を告げられ、『一生に1回しか(起こるとしても)起こらない病気ですよ!』と告げられたのでした。
で、ズバリこれが起こった原因ですが、脳に酸素が一時的にいかなかったことが原因でした。
実は母はテレビで清水の金メダルシーンを見た直後に、のこぎりで一所懸命木を切っていたのです。
その間必死なあまり、呼吸が止まってたのでしょう。酸素が脳に行き渡らなかったのが原因で、一時的に記憶の、ある回路が塞がってしまったようです。
呼吸の大切さ、酸素のありがたさを実感できた貴重な、でもこわーい体験をお伝えしました。
でも人間の身体ってデリケートなんですね〜。神秘性のようなものを感じた次第です。
ちなみになぜかそのとき以来、母の元に精神科かららしき、怪しいダイレクトメールが届くようになりました。
どこからかぎつけるんでしょうね。
情報って、私たちが予想している以上にザル状態なのかも…。
数年前のお話です。ちょうどスケートの清水選手が活躍していた頃です。
とても怖いです。
今も思い出すとゾーッとします。
日頃、当たり前のようにしている呼吸。
考えてみれば、人間にとって食事よりも致命的な力を持っています。
なにしろ数分間空気がなくなったら、人間は生きていけないのですから…。
前置きはコレくらいにして、ではでは下記怖い実話を読んでみてください。
またご感想などいただければ幸いです。
-----------------------ここからスタート-----------------------
一過性の全健忘症ってご存知ですか!?
文字通り、一時的な記憶喪失状態のことです。
ただしちょっとした物忘れ、程度のものではありません。
その間のことは完全に記憶から消された状態なんです。
なぜこれをお伝えしているか、といいますと、
他ならぬ私の実の母がこれに罹ったからです。人間の身体の神秘性を実感する体験として強烈だったんですね。
その異変に気がついたのは、母の次の場面でした。
『書道の道具がない・・・』
(当時書道教室に通っていたようです。)
『先生のところへ忘れてきたんかな?』
『いやー、どうしよう!』
同じ事を何度も繰り返す。私が途中で『電話でもしてみたら!』と言ってみても会話にはなりません。
普通だったら、電話してみようくらいで終わるんですが、同じ事をめちゃめちゃ困ったことのように何度も繰り返すのです。
で、そのうちに疲れたのか、黙って座り込んで、そのうちにテレビを見てます。
私はこの間、んー、『ついにきたか〜』これがアルツハイマーってやつだろうか、『??????』と半信半疑状態でした。
そのうちに、何十分か前に(正常なときに)既に見た、スケートの清水選手の金メダル獲得の再生シーン(ちょうどその日に異変が起こったのです。)を見て、
『これなんやの?』(母)
『清水選手の金メダル獲得シーンやないの。』(私)
『へぇー!』(母)
『で、これ誰やの?』(母)
『・・・・・』(私)
彼女は何分か前にこのシーンを既に見ているんですよ。
これからもまだまだ不気味な会話があるのですが、あまりにも不気味なので(汗)、ここら辺にしておきます。
で、先の清水選手の話あたりで、当時まだ60過ぎだった母に対して私は、
『ちょっと早すぎるけど、もうこれで彼女とまともな、血の通った会話をすることはできないんだな!』
『アルツハイマーってこんなに急激にくるのか?』
『もっと親孝行しておくべきだったな〜』
といろいろなことが頭によぎりました。
で、その後本人がビールを飲みたい、というので、血の巡りが悪くなっているだろうからいいか、と私は勝手な判断をして、それを飲ませ、早い目に寝かせたのです。
トイレや風呂はいつもより少し時間がかかるものの、自分でやれるようなので、とにかく翌日医者へ連れて行こう、ということで休ませたのでした。
で、翌日目覚めた彼女は、
『私なんかおかしかったー!?』(母)
『○○からあとのことぜんぜん覚えてないねん。』(母)
ということで、ある時間帯の記憶は完全に消えていたものの、まともな状態に無事もどることができたのです。
でも、あまりに気持ち悪かったので、精神科医に連れて行き、診断してもらうと、冒頭の病名を告げられ、『一生に1回しか(起こるとしても)起こらない病気ですよ!』と告げられたのでした。
で、ズバリこれが起こった原因ですが、脳に酸素が一時的にいかなかったことが原因でした。
実は母はテレビで清水の金メダルシーンを見た直後に、のこぎりで一所懸命木を切っていたのです。
その間必死なあまり、呼吸が止まってたのでしょう。酸素が脳に行き渡らなかったのが原因で、一時的に記憶の、ある回路が塞がってしまったようです。
呼吸の大切さ、酸素のありがたさを実感できた貴重な、でもこわーい体験をお伝えしました。
でも人間の身体ってデリケートなんですね〜。神秘性のようなものを感じた次第です。
ちなみになぜかそのとき以来、母の元に精神科かららしき、怪しいダイレクトメールが届くようになりました。
どこからかぎつけるんでしょうね。
情報って、私たちが予想している以上にザル状態なのかも…。