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対症療法

●風邪薬を安易に飲むな! ステロイドを安易に…● 5

少し前の日経新聞の記事にあったのが、
冒頭の【風邪薬を安易に飲むな!】です。


これは京都大学の教授 鎌田浩毅氏の
インタビュー記事で、氏は専門分野である
地球科学の分野で、


細分化された要素研究から脱して、地球全体のことを
 統合的に研究する必要性が認識されるようになって
 います。

 そんなところから野口晴哉の考え方に興味を持ち、
 西洋医学や、日本の医療行政の問題点にも関心を
 持つようになったのです』


と仰られております。

 ※野口晴哉関連の著書いろいろは
   → 野口晴哉についてはこちらをご参考に!


そこでは、
対症療法は全体をゆがめる、


症状という部分のみではなくて
もっとカラダ全体のことを見るべし!


ということで、
さらに次のように言っておられます。


『これまで物理学や化学などの自然科学は研究対象を
 どんどん細分化し、専門化することで発展してきました。

 しかしあまりにも細分化することで物事の一部分しか
 見られなくなり、全体を統合して判断することが難しく
 なっているという弊害もあります。

 「木を見て森を見ず」です。

 西洋医学の問題も同じです。』


『風邪やインフルエンザに限りませんが、
 すぐに薬や医者に頼るのではなく、自分の体のことは
 自分で判断して経過を見ることが大切です』

(日経新聞2009年7月27日(月)インタビュー領空侵犯より
一部引用、または参考にさせていただいています)

そう、風邪を引いたからって
すぐに薬で症状を緩和するのではなくて、

人間がもともと持っている
自然治癒力にまかせて少し休養をとれば良いじゃないの!

そのとおり!

ってところですが、


現代社会では、


でも仕事が…とか、

風邪くらいで休んでちゃ
会社くびになっちゃう、とか

またあるいは、
主婦はいろいろ忙しいから、
休んでなんていられない…

とかいろいろな声が飛んできそう、
ですよね。


まぁ、そういう風邪くらいで…、


っていうのが現在の常識なんですね。


で、
かなりしんどくっても
薬で無理やり症状押さえ込みながら、
がんばっちゃう、っていうが実態でしょう。

(ちなみに、野口晴哉氏は、
 寝ることだけが休息ではない、というようなことも
 おっしゃられています。)


今のは風邪のお話でしたが、

ではお肌の不調とか
アトピー性皮膚炎ではどうでしょう?

まったく同様のことがいえないでしょうか?


細分化された現代医療の範疇では、


皮膚のことは皮膚科へ!


っていうことになっています。


そして病院では、
多くの場合、
【様子見】などと称して


皮膚の症状を抑えにかかるため、
ステロイドホルモンや抗ヒスタミン等が
処方されるんですよね!

そのステロイドを何度か塗ったり
抗ヒスタミンを服用したりしながら、

その後症状がなくなり、うまく治癒して
しまえば良いのですが、


とりわけ、


このような対症療法では、

アトピー性皮膚炎などアレルギー疾患の場合は、
なかなかそう簡単にはいかないのが実態でしょう。

そして、
初期にうまく皮膚の症状が取れない場合に
ステロイドが離せなくなったり、より強いステロイド
必要になったり、と

お医者様がしばしば仰られる
【(薬で)コントロール】なるものを余儀なくされることになるんですね。


が、仮に
運悪くそうなった場合も、

また、初期の場合はそうなる前に、


皮膚そこだけに注目するのではなくて、


なぜそういう症状がでているのか?


をよくよく自分で考えてみることが大切です。


皮膚に症状が出ているのは、


消化器系統を酷使しすぎているのか、
そう、つまり暴飲暴食や不規則な食生活のせいで
内臓系統に負担が出て、皮膚から症状を出す必要
にせまられているのか、


あるいは、
姿勢が悪くて呼吸器に負担がかかり、
カラダ全体の代謝が悪くなって、
皮膚に症状として出ているのか、


またあるいは、
心理的な不安やストレスで、
消化吸収能力などカラダ全体の代謝力に影響が行っているのか、


などなどを自分で考え、そして対策を試行錯誤していく
というのが今の時代求められているのだと思います。


お医者様へ行っても、
残念ながら多くの場合その人その人に合った固有の原因
ご指摘いただけるほど現代社会には余裕がありません。

決まった処方はしていただけますが、
多くの場合は上記のごとく、対症療法とならざるをえない、
ということで、


それならば…

薬やお医者様に頼るよりも、


やっぱり自分のカラダは自分でよくする!



というのがベターであり、現実的ですよね。


ということで
今日もここまでお付き合いいただき、ありがとうございます。
あなたが自分のカラダのより良き働きに目覚めて、より明るい
毎日を送ることができますよう心よりお祈りしつつ…♪

インスパイア大澤osawa23  at 13:32 この記事をクリップ!